3月11日から2ヶ月。あっという間の60日間だった。何度も何度もこのブログにその時の思いを書き記そうとしたけど、どうしても冷静ではいられず、自分の言説を肯定できない気がしていた。それでも60日間は起業したばっかりの自分には十分すぎる体験を与えてくれた。
今自分は、同級生のいる南三陸町をメインにした支援企画を色々と模索している。実現可能性の高いものから、まず無理かな・・と思われるものまで様々
更にこの夏に実施予定のメンタルケアのプロジェクトもプロデューサーとして活動することが決まり、まさに今はその作業にかかりっきりになっている。
これまでの2ヶ月間にはそれは様々な事が起きたが、今はそれよりもこれからの自分と周りを冷静に見つめることの重要性をひしひしと感じている。この2ヶ月間はとにかく感情的だった。それでも周りに比べると相当冷静だったと思っている。自分の行動の基準は全て感情にまかせたところがあったが、それでも現実を見据えた上での行動。しかし、周辺はとても興奮気味だった。だから、その興奮が醒める頃になると、あっという間に今までと変わらない生活に戻っている。しかし、自分は感情的ではあっても、それは自分の心情の本質に身を任せただけで、興奮したわけではない。むしろ冷静に自分と自分の周りに起きたこと、起きていることを客観視し、それでも周囲には感情的に物事を伝えることに専念してきた。だから興奮から醒めると言うことはなく、むしろこれからほぼ一生涯かけてするべき事を模索している状態だと言える。そういう意味では、周りが醒め出す頃にも、相変わらず震災後を考え続けていると思う。
この2ヶ月間は答えのでない哲学的な事まで考えが及び、自分と自分の置かれた事を直視できたのはやっとこの数日間だったような気がする。だから、震災後はじめてブログを書き出すことが出来たのだと思っている。
少しずつだが、これまでの2ヶ月間を小出しに備忘録的に書き綴っていこうと思う。そして、その経過の中で考えたこと、気づいたこと、感じたことを、これも小出しに出していきたいと思っている。
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